アダパレンの外用薬「ディフェリンゲル」とは、どんな薬なの!?

 

ネットで検索していると「アダパレンの外用薬ディフェリンゲルでニキビに効果があった!!」などという投稿を偶に目にします。確かにディフェリンゲルと言えば、ニキビ治療ではしるしとぞ知る特効薬ですが、初めて聞く方には何のことなのかよく分からないと思います。恐らく、「アダパレン??」、「ディフェリンゲル??」なんて感じなのではないでしょうか・・・

 

そこでこの記事では、先ずアダパレンが何のか、そしてディフェリンゲルが何なのかを詳しくまとめてみようと思います。私たちが普段目にする薬局やドラッグストアでは取り扱いがない分、余計によく分からないという方も多いはずです。この記事でどんな薬なのかという事をしっかりと確認してもらえればと思います(^^)/

 

 

 

アダパレンとは、いったい何なの!?

 

アダパレン(英語: Adapalene)とは、ニキビの外用治療剤に使用される有効成分の事です。レチノイド様の作用を有するナフトエ酸(ナフタレンカルボン酸)誘導体です。。毛孔性苔癬(二の腕)のブツブツなどの皮膚疾患に適応外使用される事もあります。

 

ガルデルマ (Galderma:皮膚科学専業の仏・スイス合弁企業) 社が創製した、アダパレンを含有した外用治療剤(ゲル、クリーム)は、同社により「ディフェリン (Differin)」という製品名で世界80カ国以上で承認・販売されています。因みに、ディフェリンゲル0.1と表記さえっる事もありますが、それはアダパレンが0.1%(1mg)配合されているという事です。

 

日本では2008年7月にガルデルマ社の日本法人であるガルデルマ株式会社により、ディフェリンゲル0.1%が製造販売承認を取得した。同製品の国内販売権は承認後8年間塩野義製薬が取得しています。医師等の処方により使用ができるので、個人が独断で購入し、使用する事はできません。

 

 

アダパレンという有効成分には、どんな効果があるの!?

 

前述したようにディフェリンゲルの主要成分はアダパレンです。ではアダパレンが有効成分でえあるという事は分かったけど、どんな効果があるのかと、アダパレンはレチノイド(ビタミンA誘導体)と類似した効果が期待できると言われています。なので、アダパレンの前にレチノイドの効果について少し触れておきます。レチノイドは薬などの成分に表記されるときはレチノイン酸と呼ばれます。

 

レチノイドというのは、主に美容皮膚科などで使用される保険適用外の成分になります。ですが、ニキビの治療の他、シミやたるみ、毛穴の黒ずみなどにも効果が期待期待できると言われています。また、レチノイドには、ピーリング効果やターンオーバーを促し、角質を取り除く作用があります。

 

このレチノイドは、国内では化粧品に使用することを認可されていないので、皮膚科や美容皮膚科などで処方してもらわないといけません。ですから、話を戻すとアダパレンもこの様な効果が期待できるという事です。

 

 

ディフェリンゲルとは、どんな薬なの!?

 

販 売 名 ディフェリンゲル0.1%
成分・含量( 1 g 中 ) アダパレン 1 mg(0.1%)
添 加 物 プロピレングリコール、パラオキシ安息香酸メチル、カルボキシビニルポリマー、ポリオキシエチレン(20)、ポリオキシプロピレン(20)グリコール、エデト酸ナトリウム水和物、水酸化ナトリウム
性   状  白色のなめらかなゲル状の軟膏で粒子の塊を含むことがある。

 
 ディフェリンゲルは、目に見えない極めて小さい毛穴のつまりや、白や黒のニキビのでき始めに作用し、ニキビの進行を防ぎます。分かりやすく言えば、ディフェリンゲルはニキビの原因である毛穴の開きを促し、中に詰まった余分な皮脂や古くなった角質を取り除くくかが期待できるという事です。

 

そのため、白色や黒色、さらに進行し炎症をおこした赤いニキビまで、ほとんど全てのニキビを減らすことができます。また、初期のうちに治療することで、炎症をおこした赤いニキビを減らし、炎症の強いニキビへの進行を防ぐことができます。

 

ただ、ディフェリンゲルはニキビの炎症を抑える抗炎症作用がある訳ではないので、大抵の場合は、抗炎症作用のある外用薬と併用される事が多くあります。イメージでいうと、以下の図のような感じです。

 

 

ですから、ディフェリンゲルでニキビの炎症を抑えようと考えるのは間違いという事です。上記の図でいうと抗菌薬に当たる外用薬を病院で同時に処方されるので覚えておきたいところです。

 

 

【外用薬】 【内服薬】

●リンコマイシン系抗生物質
細菌のたんぱく質合成を阻害、抗菌作用
ダラシンTゲル
ダラシンローション

 

●ニューキノロン系抗生物質
アクネ菌やブドウ球菌などを殺菌
アクアチムクリーム
アクアチムローション
アクアチム軟膏

 

●非ステロイド性の抗炎症薬
炎症による赤み、腫れ、痛み、かゆみを和らげる
スタデルムクリーム

 

●保湿剤
ヒルドイドソフト
ビーソフテンローション

 

●化粧水
角質柔軟作用、殺菌作用
イオウカンフルローション

 

●テトラサイクリン系抗生物質
細菌の増殖を抑制、殺菌作用
ミノマイシン
ビブラマイシン

 

●マクロライド系抗生物質
細菌の増殖、発育を抑制、殺菌作用
ルリッド
クラリシッド
クラリス

 

●セフェム系抗生物質
細菌の抑制と殺菌作用
バナン
セフゾン
フロモックス

 

●ニューキノロン系抗生物質
抗菌剤で殺菌作用
クラビット
オゼックス
スパラ
シプロキサン

 

●ビタミンB2製剤
皮脂分泌の抑制効果
フラビタン

 

●ビタミンB6製剤
ターンオーバーの改善
ピドキサール

 

●ビタミンC製剤
皮膚を正常にたもつ働き
シナール

 

●ホルモン剤
男性ホルモンを抑制し、ホルモンバランスを正常化
メサルモンF

黄体ホルモンの代謝産生物、皮脂分泌量の減少効果
ジオール

 

●漢方薬
荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)
化膿や炎症をおこしやすい症状の人

清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
きれいな赤色のニキビが多い人

十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
赤みや腫れ、かゆみや化膿がある人

桂枝茯苓丸加よく苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)
シミことに赤紫がかったニキビの人

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
ホルモンバランスが崩れいている女性

 

 

ディフェリンゲルで副作用があるというのは、本当か!?

 

ディフェリンゲルですが、基本的には薬局やドラッグストアで気軽に購入できるわけではないのですが、それでも使用には注意が必要です。ディフェリンゲルは1日1回、就寝前の洗顔後のみ、顔だけに使用するというのがディフェリンゲルの公式サイトにも明記されています。

 

ですが、人間というのは正しい事が明記されてあっても、それを忘れてしまったり、顔に効果があるなら背中や胸などのニキビにも効果があるのではなんて、安易に考えてしまうところがあります。(実はいうと、私もそのような曖昧なところがあるので他人の事は言えませんが・・・)

 

ですが、あくまで忘れてほしくないのは、ディフェリンゲルはあくまで医薬品だという事です。それも医師の処方を必要とする医薬品という事です。それだけ効果が期待できる代わりに、使用もそれだけしっかりと順守する必要があるという事です。ディフェリンゲルは正しい使い方をしてこそ、ニキビに特効薬になるのではないかと思います。

 

また、ディフェリンゲルの副作用などの事が心配な方もいると思うので、その方の為にも使用方法や使用上の注意点に関する内容も改めて記事でまとめておきます。興味がある方は、改めての参考にしてもらえればと思います。